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循環器の病気

狭心症

狭心症

狭心症は、動脈硬化が起こり、冠状動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなることで生じます。運動時など通常より多く酸素が必要になる時、心臓の筋肉が酸素不足により胸痛を生じるようになります。
この胸痛は、運動を止め、一定時間休むことで消失するのが特徴です。労作性狭心症と呼ばれています。
また、狭心症の症状は運動時だけではなく、安静時にも症状として現れることがあります。
特に夜間や早朝に血管が痙攣(けいれん)を起こし、狭心症状が起きるものです。これは冠動脈れん縮性狭心症と呼ばれています。

心筋梗塞

心筋梗塞は、狭心症と並ぶ心疾患の代表的な病気です。心臓の筋肉に酸素や栄養を送っている冠動脈の動脈硬化巣が破裂して血栓ができて血管が閉塞することにより血液の流れが途絶え、その血管で養われていた流域の心筋が壊死を起こしていく病気です。
狭心症の場合は安静にしていれば痛みはひいていきますが、心筋梗塞の場合は強い持続性のある痛みが長く続きます。
心筋梗塞の原因は、動脈硬化が進行することや血管内のプラークと呼ばれる脂肪などの固まりが破れて血栓ができてしまうことにあります。
動脈硬化は、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣の違いによって大きく影響されます。また、動脈硬化は加齢とともに進行するため、一種の老化現象ともいえます。
しかし、急に現れるわけではなく、若いころから始まり、40歳を過ぎる頃に症状が現れてくることが多いようです。
つまり、動脈硬化の予防は若いうちから行う必要があります。
少しずつ原因となる生活習慣を改善していきましょう。

不整脈

不整脈

脈の打ち方が不規則に「とぶ」「遅くなる」「速くなる」「乱れる」といった状態を総称して「不整脈」といいます。

心臓には、電気刺激の発生源があります。
その刺激が、リズミカルに収縮(ちぢむ)と弛緩(ゆるむ)を生み出して脈拍をうっています。
この規則的なリズムが乱れた状態が不整脈です。

不整脈のおもな症状としては「動悸」「めまい」「疲れやすい」「失神」「息苦しい」などがあります。
不整脈には脈が遅くなる徐脈(じょみゃく)、速くなる頻脈(ひんみゃく)、さらに、リズムが不規則になって脈が飛ぶ期外収縮の大きく3つに分類されます。
検査・診断方法としては、手首で脈に触れてもおおよそわかりますが、正確な診断は心電図検査を行なって診断します。
それで異常が確認できなれければ、24時間携帯するホルター心電図や負荷心電図検査を行ないます。
また、血圧測定や胸部X線検査、心臓超音波検査などを行なって、原因となる弁膜症などの疾患の有無を調べます。

脳梗塞の原因として注目を浴びている「心房細動」という不整脈の場合は、血液を固まりにくくする薬で、しっかりと脳梗塞を予防することが大切です。

心不全

心不全とは、病名ではなく、「心臓がポンプとしての機能を果たせなくなった結果生じた体の状態」をいいます。
心臓の働きのうち、どこの働きが、どのぐらい機能していなくて、どの程度機能が低下しているのか、その低下が急に起こったものか(急性心不全)、徐々に起こったものか(慢性心不全)によって、心不全の種類や程度は様々です。それは、心不全の原因は一つではないからです。
心筋梗塞や心臓弁膜症など、あらゆる心臓病はもちろん、例えば高血圧で長年、心臓に負担がかかっている場合などでも、次第にその働きが低下し、心不全の原因となります。心不全は現在、欧米ではトップの頻度の疾患です。生活習慣の欧米化が進む日本でも、ほぼ同程度に迫っていると思われます。
心不全は生活習慣病です。規則正しい生活と運動、睡眠、食生活によって、少しずつ改善し予防していきましょう。

高血圧

高血圧

収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最低血圧)が90mmHg以上を高血圧といいます。長い間、血圧の高い状態が続くことによって、脳や心臓、腎臓などの血管を傷つけ脳卒中、心筋梗塞、腎不全を起こしやすくなります。
目標とする血圧は年齢や合併症によっても違いますが、まずは収縮期血圧140mmHg未満、かつ拡張期血圧90mmHg未満を目指しましょう。糖尿病や腎障害などがある場合は、さらに低い値を目指します。